こんにちは。
新潟県よろず支援拠点コーディネーターの吉原です。
安易に「売上を増やす」と考えてしまうと、考えるハードルが高くなり、なんだか行き詰まりを感じませんか?
・広告を出して集客・・・?
・インスタやLINE・・・?
・単価をあげる・・・?
・メニューを増やす・・・?
・ほかには~・・・?
コレ!
といった打開策が、あまり思いつかない方もおられるのではないでしょうか。
ですが、「売上」を構成する要素を分解して、シンプルにしてみましょう。
「売上を増やす次の一手」のアイディアが、得られます。
1.売上は、「客数×客単価×購入回数」の公式で表すことができます。
この公式は、ジェイ・エイブラハムというアメリカの有名なコンサルタントが
提唱したコンセプトで、目にされた方も多いのではないでしょうか。
例えば、安易に「売上20%アップ」と考えずに、
客数を7%アップ、客単価を7%アップ、購入回数を7%アップ、
と考えることで、122.5%に売上がアップします。
2.これをもう一段、踏み込んで分解すると、
客数は、「既存顧客+新規顧客-流出顧客」
客単価は、「来店回数×購入点数×一点あたり単価」、
購入回数は、「購入頻度×購入間隔(次回利用までの期間)」で表すことができます。
この分解したそれぞれの要素で考えることで、より具体的な対策を
考えることができます。
1.既存顧客を維持するには?
2.新規顧客を増やすには?
3.流出顧客を防止するには?
4.購入回数を増やしてもらうには?
5.購入点数を増やしてもらうには?
6.一点あたりの単価を増やしてもらうには? など
3.たんに「売上20%アップ」とするよりも、各要素で取るべき対策が異なります。
どの要素を、どのような手でアップさせていくのか?
分解することで小さな対策から手が打てますので、売上アップ、利益アップへのハードルが下がります。
そして、各要素が1%ずつでも改善していけば、大きな売上を構成していきますので、できることから
取り組んでいきましょう。
ただ、留意していただきたいことがあります。
売上を構成する要素は、「客数×客単価×購入回数」の掛け算で構成される、
とお伝えしました。
ですが、掛け算で構成されているように、「客数」「客単価」「購入回数」のいずれかが低くなれば、
他の要素の足を引っ張ってしまいます。
そのため、売上が増えない原因が「客数」「客単価」「購入回数」のどこにあたるのか?
さらに、例えば客数が減ってきているのなら、何が原因で減ってきているのか?
などを確認する必要があります。
そのうえで、各要素の対策を検討していってください。
以下に、いくつかの「次の一手」を例示します。参考にされてみてください。
1.既存顧客を維持するには? | |
メルマガなど定期的な配信、お店を利用してもらうきっかけづくり、消耗品など定期的な購入、来店記念などサプライズ的なイベント、来店スタンプ、回数券の販売など。 | |
2.新規顧客を増やすには? | |
既存顧客からの紹介、近隣の店舗や関連のありそうな店舗にチラシを置かせてもらう、広告を出す、初回購入割引き、返金保証、YouTubeなどによる作業工程、現場の雰囲気などを動画配信、関連イベントへの出店、Amazonや楽天など他社との提携、代理店販売など。 | |
3.流出顧客を防止するには? | |
新しい使い方の提案、商品・サービスの使い方講座、オーダーメイド、オフ会・顧客参加型イベント、新商品・新サービスの体験会、お試し販売、家族特典・割引き、利用状況による特典のランク付け、会員制、支払い方法の種別など。 | |
4.購入回数を増やしてもらうには? | |
定期的な購入、提供している商品・サービスの改訂・ブラッシュアップ、新商品・新サービスの提供、期限付きのサービス券など再来店を促す仕組み、ダイレクトメールなど。 | |
5.購入点数を増やしてもらうには? | |
クロスセル(組み合わせて使える他の商品の購入を促す)、組み合わせ販売、小分け販売、量り売り、セット割引き、期間限定商品、ついで買いなど。 | |
6.一点あたりの単価を増やしてもらうには? | |
商品・サービスの付加価値を高める、アップセル(ワンランク上の商品の購入を促す)、レアメニュー、一点モノ、低単価商品の提供を辞める、単価アップ、バージョンアップ、希少価値商品・サービス、商品・サービスの提供するスピードを早くする・遅くするなど。 |
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