延長できる?できない?食品期限を見直してみませんか。

こんにちは。新潟県よろず支援拠点コーディネーターの早川芙美子です!
食品の商品開発支援を担当しています。
よろしくお願いいたします。

 

さて、今回は「食品期限の見直し」について書いてみたいと思います。
このところ、こんな相談が増えています。

「食品期限を延ばせないか?」

背景としては、コロナをきっかけに人と会う機会が減り、コロナ後も手土産などを渡す機会が減少。店で売っている食品期限が短い商品が売れなくなったので、オンラインで販売したい。しかし、現状の数日の期限では、オンラインに向かないので、延ばせないか。というケースがほとんどです。

こんなときの解決方法を2つお伝えします。

【解決方法①:保存試験の結果を再チェック】

1.保存試験の結果を用意
食品期限を決める根拠として、保存試験(微生物検査・理化学検査・官能検査等)の結果がお手元にあると思います。

2.安全係数を確認
約0.8で設定されることが多いですが、これまで私が相談対応した事業者さまの中には、かなり低く設定している方もいらっしゃいました。それを見直すことで、食品期限を延ばすことができます。現行の安全係数が約0.8の場合は、解決方法②へ。

【解決方法②:包装資材を見直して、食品期限を再設定】

1.包装資材を見直す
包装資材を変更することで、食品期限が延ばせる可能性はあります。(2025.1.10のコラム「食品の包装資材と賞味期限の関係」に詳しく書いたので、ご興味ある方は、読んでくださると嬉しいです!)

2.保存試験スタート
費用と日数はかかりますが、包装資材を変更し、食品期限を再設定するのに、検査が必要です。費用は検査機関によって異なりますので、ホームページを見たり、見積を取るなどして、検査費用を確認しましょう!日数は想定している食品期限÷0.8で計算できます。

3.安全係数を約0.8に設定
ここで、安全係数を低く見すぎてしまうと、食品期限の延長ができない場合があります。約0.8をおすすめします。

 

解決方法①は、すぐにできることなので、着手しやすいと思います。
ですが、解決方法②は、費用と日数がかかりますし、食品期限の設定をしばらくしておらず、やり方を忘れてしまった…など、あると思います。
そんなときは、是非、新潟県よろず支援拠点にご相談ください!課題に応じたコーディネーターが対応します。
解決方法①でも、サポートが必要な方は、お声がけください!

 

「食品期限の見直し」についてまとめました。
食品期限の延長は、売る機会を増やすだけでなく、食品ロスの削減にもつながる重要な課題だと考えています。
もっと知りたい、この部分がよくわからないなどありましたら、お気軽にご相談ください。

皆様のご相談をお待ちしております!
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