こんにちは。新潟県よろず支援拠点コーディネーターの早川芙美子です！
食品の商品開発支援を担当しています。よろしくお願いいたします。
さて、今回は「食品用！商品紹介文の書き方」について書いてみたいと思います。
食品メーカーで商品開発に従事していた頃、自分が担当した全商品の紹介文を書いてきました。商品紹介文の具体的な構成やポイントについて、簡単に解説したいと思います。
◆ 商品紹介文の基本構成
① キャッチコピー
キャッチコピーには起承転結の「起」、導入部で読む人を引き付ける内容を書きます。
【要点】
・簡潔に伝える（15～20字程度）
・強調したい魅力や特徴を明示する
・感情や共感を呼び起こす表現を使う
②本文
本文には起承転結の「承」と「転」、商品の魅力や特徴、商品写真では伝わらないストーリーを書きます。
【要点】
・5W1H（何が、誰が、どこで、どのように、なぜ）を意識する。
・「具体的な数字」や「ストーリー性」を入れると効果的。
・「美味しさ」や「品質」の裏付けを提供する。
③具体的な商品情報
内容量、原材料、賞味期限、保存方法など。
④締めの文
締めの文では起承転結の「結」、購買意欲を高め、思わず買いたくなるようなひと押しを書きます。
【要点】
・限定感や特典を伝える。
・共感を呼ぶメッセージ。
◆ 商品紹介文を書く際のポイント
②読み手（ターゲット）を意識したキーワード選定
【例】
・忙しい主婦層: 「手軽に使える」「時短料理に最適」。
・ギフト需要: 「おしゃれなパッケージ」「贈り物にぴったり」。
②視覚的にわかりやすくする
【例】
・箇条書きを使って要点を整理する。
・強調したい部分は太字やカラーを使って目立たせる。
・写真や動画を組み合わせて、視覚的に魅力を伝える。
③感覚的な言葉を使う
食品の場合、味や香り、食感などを想像させる言葉が効果的です。五感に訴える表現を心がけましょう。
【例】
味: 「まろやかな甘み」「濃厚な旨み」
香り: 「焼き立ての香ばしい香り」「フルーツの爽やかな香り」
食感: 「しっとり」「サクサク」
視覚: 「つやつやと輝く」「鮮やかな色合い」
④ストーリー性を加える
商品の背景や生産者の想い、開発秘話を入れることで、共感を呼び、特別感を与えることができます。
【例】
「このジャムは、◯◯農園で丁寧に育てられた果物だけを使用。完熟した果実を一つ一つ手作業で加工しています。」
◆ まとめ
食品の商品紹介文では、以下の3点を意識しましょう。
1．キャッチコピーで興味を引き、本文で魅力や強みを伝える。
2．感覚的な言葉やストーリーを使って、商品の価値をわかりやすく表現する。
3．具体的な情報（内容量・保存方法）や、購買意欲を高める締めの一言を明記する。
美味しさや魅力を「言葉」で伝え、ユーザーの心を動かす商品紹介文を目指しましょう！
「食品用！商品紹介文の書き方」ついてまとめました。
もっと知りたい、この部分がよくわからないなどありましたら、お気軽にご相談ください。
皆様のご相談をお待ちしております！
