創業計画書の組み立て 10のステップ その参 ~Know-How Who-How~

こんにちは。

新潟県よろず支援拠点コーディネーターの吉原です。

 

今の時代、往々にして競合他社がいる市場、業界がほとんどです。

後発組となる自分は、どこを舞台に、どんなやり方で、どうやって立ち振る舞うのか、を検討していきましょう。

④どこで? ~事業展開する市場はどこですか?~

創業したい。事業をしたい。

その思いだけでは、成功確率はどうしても下がりがちです。

 

事業を行う立地も大事になりますが、事業をおこなう舞台をどこにするのか、その舞台には、どれくらいのお客さんがいるのか?を考えておく必要があります。

 

これから創業して参入を目指す業界の状況、どこに、どんな競合他社がいるのか?

競合他社が提供していない商品・サービスはあるか、どれくらいの地域までを商圏と考えるかなど比較、検討してみましょう。

また、自分が提供したい商品やサービスが、競合他社と同じ場合、価格の安いお店に取られてしまう可能性があります。

 

提供したい商品やサービスは、競合他社と比べて、「なにが違うのか」「どんな価値をお客さんに提供するのか」などの検討を重ねましましょう。

 

カフェなら商品名のユニークさや他店では提供しないコーヒー豆を使用したコーヒーを提供したり、時間制で何杯でもおかわり可能としたり、24時間営業にしたり、あえて高層階のテナントに入って夜景を楽しめる店舗にしたり、etc.

あなたのお店でしか味わえないポイントを得られれば、競合他社と比較した優位性が築けるでしょう。

 

⑤やり方は? ~どんな特徴・ノウハウを使いますか?~

これから参入を目指す業界で、競合他社はどんなやり方で商品・サービスを提供しているでしょうか。

 

従来であれば人が配膳する役割を、配膳ロボットに任せたり、各テーブルにタブレット端末を設置してオーダーの省力化をしたり、こちらが運ぶのではなく取りに来てもらうなど、提供方法の違いもあるでしょう。

また、テイクアウト専門店なのか、イートインもできるのか、イートインとテイクアウトを併設する場合に、テイクアウトメニューは全品対応するのか、しないのか、などの違いもあるでしょう。若しくは、あえてフランチャイズ契約を結んでノウハウの提供を受けるなど営業方法、形態は様々です。

競合他社とはいえ参考になる点や、参考にならない点、自分で同じことをやるならこの点を変えてみる、或いは、違う分野のサービスを取り入れられないか?など、参考にしながらユニークさを検討してみましょう。

 

⑥誰が? ~誰がその事業をやりますか?~

個人事業主としてひとりで事業をするのか、或いは個人事業主でも他人従業員を雇うのか、創業当初から法人組織として事業をするのか、のちのち法人成りをするのか、で事業の形態は大きく違ってきます。

ひとりでカフェをするなら、お客さんを待たせないで提供できるメニューや接客できる数に自ずと限界がありますし、大事な売上や仕入れなどの経理業務を外注するのか、自分でするのか、また従業員を雇うなら、正規雇用なのかアルバイトなのか、法人組織であれば株式会社か合同会社か、ひとり法人かなど様々です。

 

カフェに限らず、人を雇うのか雇わないのか?ひとりで事業をするのかしないのか?は事業を営んでいくうえで大きなウエイトを占めます。ひとりで切り盛りをするなら、できる業務範囲の検討や確認、外部に委託する業務をどこに依頼するのか、など検討しておきましょう。

それを踏まえて、雇用が必要な場合、何人必要なのか、経験がなくてもよいのか、業務の外注が必要なのかなど検討・確認していきましょう。

 

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