創業計画書の組み立て 10のステップ

こんにちは。

新潟県よろず支援拠点コーディネーターの吉原です。

 

「創業計画書、お持ちですか?」

創業相談の際によく耳にするフレーズと思います。

金融機関や商工会議所、商工会など支援機関で、「創業したい」「創業する時の借入をしたいんだけど・・・」といった相談の際に、確認を求める資料のひとつとなります。

 

皆さんに質問です!

皆さんのなかで、プラモデルや組立家具などを造る際に、組み立て図や手順書を確認せずに取りかかるかたはどのくらいいますか?

プラモデルや組立家具であれば、手順書を見ずとも組立ができるものもあると思います。

ですが、大方は手順書などを確認しながら、組み立てに掛かるのではないでしょうか。

 

同じように、「創業したい」「借入をしたいんだけど」、と考えている方にとっても、事業を継続していく計画を作る必要があるのですが、実際のところ、計画書の作成がないまま「とりあえず創業しちゃえ!」的な計画性を持たないまま創業を進められる方が多いです。

 

創業計画書は、

・事業の目的地をどこに定めるのか、

・そしてその目的地へ向かう道のりで必要なこと、検討しなければいけないこと

・必要な資金をどう工面するのか

などをまとめたものになります。

 

反対に、支援する側から見れば、

・思いつきの創業ではない、キチンと将来を見据えた計画性を持っているか

・融資をしても返済できそうな計画か

・人物的に問題のないがないか

といった点を確認する判断材料のひとつとなります。

 

また実際に創業してからになりますが、

・創業前に立てた計画と実態がどう変化しているのか、

・その変化している原因を調べたり確認したり、

その原因を今後どのように改善や方針転換に役立てるのか、

などを検討する場面でも必要になります。

 

人は頭の中でイメージするのと、実際に体験するのとでは、結果が大きく異なります。

頭の中で計画をイメージするだけではなく、可能な限り紙面に書き起こすことで、不足する点や過剰な点、競合となる既存事業者との違いなど、確かなものになってきます。

 

言うは易く行うは難し。

ではありますが、実際に手を動かしながら、創業計画書を作成していきましょう。

 

次回以降、カフェの創業を例にしながら各ステップについて解説していきますので、ご自身が創業したい事業内容に置き換えて書き進めていきましょう。

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