こんにちは。新潟県よろず支援拠点コーディネーターの鈴木です。
2022年は冬季オリンピック・パラリンピックが開催されました。
スノーボード男子ハーフパイプに出場した平野歩夢選手が、新潟県に初めて金メダルをもたらしてくれたのは記憶に新しいと思います。
平野歩夢選手ありがとう!!!
さてこの試合、仕事が手につかないためリアルタイムでTV観戦していたのですが(汗)、気づいたことがありました。選手のジャンプの高さがほぼリアルタイムに表示されていることです。
この情報により、
・平野海祝選手のジャンプが他の選手より2mくらい高い! 7m越え!? すごい!!!
・平野歩夢選手の3回目のジャンプが2回目より数十cm高い! 攻めている!
など、単純に技を見ているよりも具体的な数値の凄さとしてイメージすることが出来ました。
この技術はオリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務めたオメガ社のモーションセンサーにより情報提供されていたとのことです。
近年、このようなセンサーがあらゆる場面で利用されることが増えており、スポーツだけでなく企業活動においてもセンサーが使われています。
●製造業でのセンサー活用事例(IoT事例)
・IoTで稼働状況を可視化することで、稼働率が60%→80%に向上
(参考:GEMBA 「町工場の稼働率を60%から80%にした10万円IoTキット――IT導入の成功は「導入前」にあり?」)
プラスチック製品の製造加工業「有限会社 朋友」は、低コストで開発したIoTを製造機器に接続して稼働率を取得し、そこから得られるデータをもとに原因を分析して改善を行うことで稼働率が60%→80%に向上しました。
また、稼働率の可視化により従業員に時間の無駄をなくすという共通意識が生まれ、意識改革にもつながったとのことです。
・自社開発IoTで生産性が向上し、働き方改革も実現
(参考:スマートワーク総研 「自社開発IoTで生産性が向上したら、働き方改革も実現されていた」)
自動車部品製造の旭鉄工株式会社は、自社開発のIoTを使用して製造ラインの生産個数、停止、遅れの情報をリアルタイムで取得し共有できるようにし、問題点を改善するための情報として活用した結果、100ラインの平均で43%という大幅な改善効果を得られました。
また、この生産性向上により労務費が下がり、残業に頼らなくても済むことで社員の残業時間が大幅に削減されたとのことです。
●IoTによるデータ可視化の効果
平野歩夢選手、平野海祝選手の試合のように、数値を把握することで今まで気づかなかったことに気づくことが出来るようになります。これは企業の活動においても同様のことが言えます。
前述したIoT事例の企業のように、生産性を向上するため自社の業務においてIoTを活用して自動的に業務状況を数値化する取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。
※IT、IoT活用についてのご相談は、個別相談会をご利用ください。
令和4年度デジタル化による生産性工場のための個別相談会開催のお知らせ
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