魅力が伝わり「売り上げ」を上げる販売促進(SNS情報発信)のすゝめ①
コーディネーターの南雲純子です。
商品やサービスが売れない理由は極めてシンプル
コロナ禍で物が売れなくなった。と言われます。
しかし、そんな中で好調な商品もあります。売れていない商品と売れている商品との違いは何でしょうか。
セミナー等で自社の商品が売れなくなった理由を参加者に伺うと「うちの商品は価格が高いから売れない」という声を耳にします。一生懸命によい素材で熟練の技で作っていればいるほど価格は高くなります。商品力はあるのに売れない。デパートやネット通販、宣伝しても売れない。そのうち、「消費者が理解してくれない」となり、「商品がダメなのかもしれない」「価格を下げようか」いう悪循環に陥ってしまいます。
商品が売れない一番大きな原因は、消費者があなたの商品やサービスを「知らない」ということです。当たり前じゃないか。と思うかもしれませんが、答えはシンプルで「知らないから買えない」のです。重要なことなので深堀していきます。
「知らない」には2つあって、ひとつは存在そのものを知らない。もう一つは、あなたの商品やサービスの「価値」を知らない。ということです。商品が売れない理由=お客様が買わない理由 である「知らない」を潰していくことで商品が売れる確率を上げていきます。
無料で出来る!SNSを活用した情報発信
商品やサービスをPRする際、考えられる媒体は何でしょう。テレビ・新聞・ラジオ・雑誌への広告出稿や編集記事、チラシ、ポスター、DMなど様々あり、拡散の規模に応じて予算がかなりかかります。対して、ここ数年人気なのが無料で手軽に出来るSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。Facebook・Instagram・Twitter・LINEなど家族や友人とのつながりに使っている方も多いのではないでしょうか。このサービスを事業に活用することでお客様(既存・新規)にPRして来店を促進したり、お客様の声を商品開発に活かしたり、従業員のモチベーションアップにつなげたりすることができます。
SNSが使いやすい理由として、「無料で手軽にできる」こと以外にも「SNSで人が動く」ということがあげられます。特にZ世代と呼ばれる若者たち(1990年代後半~2000年代前半生まれ)は生まれたときから巨大なデジタル情報の中にいるため情報検索能力が非常に高く、GoogleやYahoo!といった検索エンジンだけではなくSNS(特に#を活用してInstagram等)を使い、欲しいものを見つけて購入したり、魅力的な場所にでかけたりしています。
ここが重要「誰に・何を・どのように」
① お客様は誰?ターゲットの明確化
ところで、あなたが商品やサービスを売りたいお客様はいったい誰でしょうか。
年齢や居住地、趣味嗜好、どんな人でしょうか。 いくらSNSが無料で簡単にできるからと言って「80代以上の方にお勧めしたい商品」が自社取扱商品である場合、SNSで発信しても効果は期待できません。しかし、80代のおじいちゃん・おばあちゃんに向けて孫が選ぶような商品だとすると情報を伝えたい相手は「孫」になるのでSNSを使った情報発信が有効になってきます。ここで大切なのは、あなたの商品やサービスを「誰」に知ってほしいか。という視点です。
② 何を
あなたの商品やサービスは何でしょうか。何を売りたいのでしょうか。
「酵素ドリンク720ml 8000円」
「カウンセリング 60分5000円」
「宿泊プラン 1泊 18000円」
ここで、その商品そのものと価格しか頭に浮かばなかった場合は注意が必要です。
最初に話した「知らないから買わない」を思い出してください。あなたの商品やサービスの価値が伝わっていなければ商品は売れないのです。
今までの情報発信の仕方で、その価値はきちんと伝わっていましたでしょうか。
③ どのように
あなたの魅力的な商品やサービスをどのように伝えていけば未来のお客様に伝わるのか?
こちらは次回のコラムでお伝えいたします。
「もっと知りたい」という方は、新潟県よろず支援拠点で定期的に開催しているセミナーへ
https://www.niigata-yorozu.go.jp/category/category2/
「うちはどうすれば良い?」という方は、個別相談会へお越しください。お待ちしております。
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